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この度、一般財団法人川村文化芸術振興財団(理事長 川村喜久)は、2026年度「ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成」の助成団体の応募受付を開始いたします。
ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成事業は、コミュニティや社会にコミットし、地域社会や住民とともに制作や活動を実施し、より良い社会モデルの提示や構築を目指すプロジェクトを8年にわたり、合計33のソーシャリー・エンゲイジド・アートプロジェクトを支援してきました。これまで支援してきたプロジェクトの内容は多種多様であり、それは現代社会の問題とアーティストたちの関心が多岐にわたることを示すものでもあります。
そうした中、多様なテーマのプロジェクトをこれまで通り継続支援しながら、より普遍的な社会課題について審査員や財団メンバーと協議した上で募集テーマを設定し、そのテーマに基づいたプロジェクトを支援する「テーマ部門」を設置することにいたしました。
2025年は日本において「戦後80年」「昭和100年」と呼ばれる節目の年です。当財団では、今現在も世界中で紛争や戦争が起き、多くの一般市民が苦しんでいることを憂いています。
そのような理由から初年度の「テーマ部門」は『戦争と平和』をテーマとしたいと考えます。人類が長く抱える課題とした『戦争と平和』に対し、ソーシャリー・エンゲイジド・アートの取組みが、広く人々を精神的に支え、励ますものになることを期待しています。